タイトル:口は災いの元
こんにちは。
Web集客コンサルタントの億トル子です。
悪気は全然ないのに、よけいなひとことが多いという人が結構数いる。
「最後のその一言、いわなきゃスゴクいい人で終わってたのに」
という位、最後の最後で無駄に感情を逆なでする方。
わりに我が母、それに近い。
ここぞという時に肝っ玉を発動するチャキチャキの江戸っ子なのだが、
普段は天然なおかんだ。
ニコニコしながらたまにひどいことを言う。
口から出るたび、カチンときたり、
ハラハラしたりでこちらの身がもたない。
私には会社員時代、旅行にいったり飲みにいったり、お互いの家に泊まったりする、
仲の良い先輩がいて、一人っ子としては「お姉ちゃんってこんな感じなのかな」と
思えるほど、良いお付き合いをさせていただいていた。
実家にも度々遊びに来てくれて、気が利いて明るい彼女は、
我が家族にすんなり受け入れられ、
母も「トル子がいないときでも大丈夫だから、遊びに来て」
などと言っていたくらい。
そんな彼女が長い髪をバサリと切った翌日だ。
あからさま、「身の上に何かあったな」と思える状態の時に、
恐らく、家にじっとしていられなかったのだろう。
我が家に来た。
父は察したのか「いらっしゃい、ゆっくりしていって」と言った後、
すぐにリビングから自室に移動してしまった。
母は・・・
「あっら~、どうしたの?たくさん切ったわね。まさか尼さんになるとか言わないわよね。」
先輩は苦笑い。
そこで止めときゃいいのに、
「実年齢より若く見えるわよ、その髪型」
まったく母に他意はない。本当にそう思ったから言ってしまったのだ。
裏を返せば「今まで年取って見えていた」と言っているようなもんじゃないか。
何度も言うが、悪気がない。
本当に思ったことをストレートに言っただけだ。
しかし、そのストレートパンチがとてつもない威力となる。
先輩は、それが全ての理由ではないだろうが、その日を境に我が家に来なくなってしまった。
そんな母が最近、家に誰か来るのを待つのではなく、能動的に外出するようになり、
我が家にお泊りに来たのだが、
「ごめんなさいね。色々荷物持ってきちゃったのよ。狭い家では邪魔になるわよね。」
狭い家で悪かったね・・・。