タイトル:結局はアナログ方式が強い
こんにちは。
Web集客コンサルタントの億トル子です。
基本、何かを学ぶということは好きだ。
だが、あまり興味がなかったり、すぐに習得しなくてはいけなかったりする場合の
頭詰め作業が苦痛になる。
もっと楽に大量の情報を脳に刻むことはできないか?
そう思って資格試験の際にあらゆることに手を出した経験あり。
まずは速読法。
うむ、コツはわかった。
が、最初の内は当たり前だが、遅い!
早くなるまでは速読法の練習を重ねなくてはならず
それに時間を割くならば、先に資格の勉強に本腰いれた方がいいということだ。
そんなこんなしていると試験日がどんどん迫ってくる。
何かの週刊誌で
「あなたはテープを回して寝るだけ!起きた時にはびっくりするほど頭に入っている」
という夢のような文言を目にした。
睡眠学習というやつだ。
恐らくその宣伝をしている業者から何かを買わないといけなかったのだろうが、
そんな金は持ち合わせてない。
かなり眉唾ものではあったが、自分でもできるのではないかと、
とにかく試してみることに。
どうしても覚えられない山はった部分を自分の声でテープに録音し、
枕元でリピート再生しながら
「寝た」
翌朝、びっくりするほど・・・スッキリ目覚めた!だけだった。
もうこうなったら、北原白秋よろしく、辞書でも参考書でも食べてみるか!?
そこまで追い詰められていた。
とはいえ・・・・・・と、普通なるところだが、
追求してみたくなる性質ゆえ、
ノートをビリっと破り、適当な大きさに丸めて
もっちゃもっちゃと咀嚼してみた。
Made in Japanはその技術力を恨めしく思うくらい紙質が良すぎて、
細かくならない、溶けない、柔らかくならない。
仕方なく吐き出した。
さて、何に書いてあるものならすんなり食べられるか?
そうだ!春巻の皮だ!
あれに万年筆の先に水でもつけて参考書の内容を写し書きしてみよう。
そのあとに皮だけ油で揚げて食べてしまえば頭に入ってくるだろうか?
と、アホなことを実直に挑戦してみた。
最後、皮だけでは味気なかったのでチーズを巻いて美味しく食べた。
そして迎えた試験当日。
嘘のようにスラスラと問題が解けるではないか!!
速読か?睡眠学習か?もしかして、ページを食べる白秋方式が
功を奏したのか??
だが私は、何故簡単に答えが書けたのか?を知っている。
まだまだ遅いとはいえ、多少速読ができるようになっていた私は
キーとなる言葉を参考書から抜き出す効率の良い暗記方法の一端を
やりだして、テープによどみなく記録するために何度も音読して本番録音に
備え、春巻きの皮に水で書いた文字は書いた直後から蒸発して見えなくなるために
何度も書き直しているうちに
「覚えてしまった」のだ。
要するに、特に暗記を必要とする勉強については、
「書いて覚える」というアナログ方式が一番だという証拠を示したのだった。