タイトル:気まぐれもんじゃ
こんにちは。
Web集客コンサルタントの億トル子です。
私は生まれも育ちも東京の下町である。
なので、時々無性に子どもの頃に食べた
駄菓子が大量に食べたくなることがある。
前回は「よっちゃんイカ」が好物だという話をしたが、
「よっちゃんイカ」のみならず、
麩菓子、あんこ玉、フーセンガムなどなど
あれも、これも「大人買い」することも・・・。
ありがたいことに昭和の駄菓子屋風のお店が
ショッピングモールに出店していたり、
スーパーのお菓子売り場に、品数は少ないが
駄菓子が数種類置いてあったりする。
目に入ったら最後!
「爆買い」とはいかないまでも、
最低10個はカゴに入れてしまうのである。
このように駄菓子は大人になった今でも
手に入れて食べることができるが、
食べたくても今はもう食べることができない
私の中の「ベストオブB級グルメ」がある。
それは・・・
実家の近所の駄菓子屋のおばちゃんが
店頭の鉄板で提供していた「もんじゃ焼き」である。
具はキャベツ、あげ玉、紅ショウガ少々、青のり
これくらいだったと記憶している。
ぶっちゃけ、これらのチープな具材を
おばちゃん特製のもんじゃタネに混ぜて鉄板で焼き、
少し固まってきたらコテですくってハフハフ言いながら食す。
味は微妙なソース味・・・。
でも、このもんじゃ焼きはいつでも食べれた
わけではない。
おばちゃんの気まぐれで
「今日はもんじゃあるよ!」
という「不定期特別メニュー」だったのである。
「今日はもんじゃが食べたいなぁ〜!」
と意気込んで駄菓子屋に出向いても
「今日はもんじゃお休みだよ!」
と言われてしまうこともしばしば・・・。
逆に「今日はお菓子を買うぞ!」
と店に走っていくと
「もんじゃ、おいしいよー!!!」
と、おばちゃんがはりきって鉄板の前で
腕をふるっているということも・・・。
月島へ行けば、いつでももんじゃ焼きを
食べることができる。
それも、海鮮や明太子、チーズなど様々な
豪華な具が入ったヤツが。
でも、私の中の一番は・・・
やはり今は食べることができない
駄菓子屋のおばちゃんの「気まぐれもんじゃ」
なのである。