ブログネタ365見本

お題:尊敬している人

タイトル:たまに真面目な話

こんにちは。
Web集客コンサルタントの億トル子です。

唐突だが私、「女性のための」という冠言葉が好きではない。

身体の仕組の違いで言わざる得ない場合や
性差別発言に対してひとこと物申すために使用している場合は
大いに理解できるが、

「女性のためのIT教室」
「女性のための起業セミナー」
と、仕事やサービスに、いちいちこの文言を使用しているのを見ると
女性=IT弱い、起業なんて無理と思われているようで

まだまだ性差別が根強いと感じてしまう。
ましてや発信者が女性だと、「お前はアホか」と思っている。

ただ、本当に女性の社会進出が遅れていた時代のフロンティア達は別格。
今こうして私がWeb集客コンサルタントという仕事ができているのは、
「女性のため」と活動してくれた彼女たちのおかげだ。

女性蔑視が普通だったころの苦労と努力、環境改善へ導いたパワーには
尊敬の念を抱く。

市川房枝や平塚らいてふの時代より、もっともっと最近になるのだが、
篠原欣子さんをご存じだろうか?
現パーソルテンプスタッフ株式会社の創業者だ。

彼女は今から50年位まえにオーストラリアで就業中、
女性管理職が何人もいることの衝撃を受け、
何故日本ではこういう環境にないのか?と疑問をもち、
その時にたまたま知った「人材派遣業」にヒントを得て帰国後起業した。

8坪ほどの住居兼事務所に電話一本・事務机ひとつで始め、
夜はビジネスマン相手に英会話教室をしながら会社の運営費を捻出した。
当時国内では、外資系企業の参入も相次いだこともあり、
人手に困った法人からの受注が集まって以降、経営が波に乗った。

現在の日本に「派遣業」を定着させた立役者。
女性の社会進出の歴史を語る際には、なくてはならない存在になったわけだ。

実は、彼女不幸な結婚をしている。
それまでは当時浸透していた考え方、
「女は結婚したら家庭にはいるべき」とういことを是として
なんら疑いももたなかったようだが、離婚をきっかけに留学。
視野が広がったことにより覚醒されたのだ。
世界の中では日本の働く環境がおかしい事に気づいた。

この逆境からのリカバリー、そして世の中の「普通」を疑い
開拓し定着させて、日本の女性の働き方に新しい息吹を与えたことは言うまでもない。

社会の常識を覆し、果敢にチャレンジし続ける、
得た利は学生の奨学金や福祉、子育てで社会に奉仕するその姿勢に感動する。

私も経営者の端くれ。
クライアントにとって、世の中にとって
彼女のような素晴らしい人間たらんと切に思うのだった。

 

前話 お題:今の仕事の内容

-ブログネタ365見本

Copyright© team octol , 2023 All Rights Reserved.