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お題:はじめてのアルバイトの思い出

タイトル:いろんな意味で最高の職場環境

こんにちは。
Web集客コンサルタントの億トル子です。

受験は無事終了。
進学する大学も決まって、入学までしばし時間がある。

高校の友人達と旅行に行ったり、遊んだりするのも悪くないが
消費するばかりでもつまらんので、
バイトしようか・・・、そう思った。

どうせやるなら時給が高いほうがいい。
当時は今のようにインターネットなどなかったので、紙媒体で職探しをする。

新聞、求人誌、専門雑誌。
気になる情報には蛍光ペンで〇をし、掲載しているページの角を折って
ブックマークする。

気になるところが10か所くらいになったら、さらに絞る。
そこで「未経験可」を探したら1か所のみヒット。

短期アルバイトだったが、印刷会社の工場。
どうやら、製本作業の仕事のようだ。

相当人手に困っていたらしく、履歴書を提出しただけで
「明日から来てください」と言われた。

よっしゃー!とかガンバルゾー!
なんていう感情はひとつも起こらず、
給与の振り込み手続きなども事務的に終了。

バイト当日
その日は、大学で生協主催の入学準備説明会があったので
午前中、それに出席してから
午後一番に印刷会社へ。

昨日指定された集合場所に行く。
すると急に「バックの中身見せて」と守衛に言われた。

なるほど、ここは製本する職場。
1冊でも盗まれたり、持ち出しされたりするのを
防止するためにバックの中身を確認させろというのだな。

もしや、持ってきた本は仕事中、ここで預かってもらうことになるのだろうか?
そう考えながら、バックを全開にした。

「本や雑誌だけバックから出してもらえますか?」

午前中に大学へ行って、教材の説明を受けた時に
指定された本と辞書10冊ほどを忘れないうちにと購入したので
いつもよりたくさんの書籍をもっていた。
なにか、後ろめたい気持ちになる。

まだ印刷のにおいがかすかに残る、その新品の書籍たちを
ごそっと守衛の目の前に置くと
彼は横になっていた本をすべて立てた

・・・と思ったら、あっという間もなく
その書籍すべてに「株式会社〇〇印刷」の社印を
バンバンバン・・・と押した。

押し終わると
「帰りもバックの中身、見せてもらいますからね」
防犯対策なんだということは承知したが・・・

心で泣きながら、
リスクマネジメントがしっかりしているのだと思い込むことにした。

以来、大学で教材やら辞書を傍らにおいて講義を受けていると
否応なしに「〇〇出版」の真っ赤な印が目に飛び込んでくる。

たまに友人に
「これ、印刷会社から借りてるの?」とまで聞かれる始末。
要らんことに気づくな!

ちなみに、仕事はどうだったか?といえば
単純作業の割には時給が高かったので、良し!としたいところだが
作業場に入ってすぐ
「ナニジン?」と聞かれる。

同僚たちを見渡すと・・・
イラン人、パキスタン人、中国人、インドネシア人・・・そしてトルコ人。

虎視眈々と親を欺いて
留学を目論む私に、神様が与えてくれた幸(難?)なのだろうか。
やたらインターナショナルすぎて
コミュニケーションがとれないという試練。

1日で退職したことは容易に想像できるだろう。

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